筋膜リリースが痛いといわれる理由
肩こりや腰痛など、様々な症状への効果が期待できるとされている「筋膜リリース」ですが、別名が筋膜剥がしと言われているため何だか痛そうに感じるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際には痛みにも個人差があるのですが、場合によっては施術中に痛みが生じられる可能性もあります。
なぜ、筋膜リリースを行うと痛みを生じてしまうのでしょうか?
今回は、筋膜リリースの施術が痛い理由についてご紹介していきましょう。
筋膜リリースが痛い理由とは
そもそも、筋膜リリースではどのような施術が行われているかと言うと、基本的には手技によって筋肉や骨などを包み込んでいる筋膜に対し、圧迫・牽引を行うことでリリース(解放)させていきます。
筋肉と癒着してしまった筋膜を剥がしていくことで、筋肉の可動域が広がり、肩こりや腰痛などの痛みから解放されるのです。
この施術方法からも分かるように、筋肉と筋膜はこの時点で癒着を引き起こしており、筋膜リリースの施術では無理やり剥がしていくことになります。
筋膜リリースが痛い理由は、筋膜を無理やり剥がすことにあるのです。
冒頭でもご紹介しましたが、筋膜リリースで痛みが生じるかはその人の状態によっても異なります。
癒着している部分が広範囲に広がっていればその分痛みも感じやすくなりますし、それほど癒着を引き起こしていなければ痛みが感じにくくなるでしょう。
痛みの感じ方は施術回数によって変わる?
筋膜リリースは人によって痛みを感じてしまうかもしれませんが、同じ人でも施術回数によって痛みの感じ方が変わってきます。
1回目はやはり痛みを感じやすい状態です。
それは、これまで凝り固まっていた筋肉をほぐしつつ、筋膜をリリースさせているからです。
しかし、2回目・3回目と施術を続けていくとリリースを行っても痛みを感じる場所が少なくなっていきます。
痛みを感じないということは、筋肉と筋膜がきちんと剥がれている証拠でもあります。
筋膜リリースの施術を続けていけば、筋肉・筋膜がほぐれて動きやすくなるため、施術中の痛みはもちろん、コリや疲労感なども感じにくくなるのです。
筋膜と癒着の関連性
筋膜が癒着を引き起こすと可動域が減少してしまい、コリや痛みにつながってしまうのですが、多くの方は筋膜と癒着に関して間違った認識を持っている場合があります。
例えば、肩コリがひどい時、痛みがある部分を強く押して改善しようとする方もいるのではないでしょうか?
しかし、筋膜が原因で肩コリなどを引き起こしている場合には、この方法は間違いであり、むしろ逆効果となってしまう可能性があります。
筋膜と癒着の正しい関連性についてご紹介していきましょう。
筋膜は圧を加えても柔らかくならない
エステサロンや整体などで強めのマッサージを行ってもらっても、すぐにコリがひどくなる場合、筋膜が原因で痛みを生じている可能性が高いです。
筋膜というのはそもそも癒着して固まっている状態なので、いくらその場所を強く押したとしても筋膜が柔らかくなり伸縮性を取り戻すことは難しいと言われています。
マッサージをしても、全く筋膜の形が変わらないというわけではありません。
しかし、筋膜には強く押して形が変わっても元に戻ってしまう特徴があり、癒着が戻らないまで柔らかくしようとする場合にはかなりの力が必要になってきます。
自分でマッサージしたり、筋膜リリースを行おうとしても、なかなか良くならないのはこのためです。
筋膜を剥がし柔らかくするためには相当な力が必要になるため、施術者に任せた方が良いと言えます。
筋膜を柔らかくするために何度も強い力で押していると、筋膜だけではなく他の組織にも強い力が加わってしまい、損傷してしまう可能性もあります。
例えば皮膚や皮下脂肪、周辺の血管、神経などです。
自分で筋膜リリースを行う方の中には力が強すぎて、身体中あざだらけになってしまうような方もいらっしゃいます。
ただ強い力を加えるだけではいけないことを覚えておきましょう。
癒着の解消は炎症物質を取り除くこと
筋膜の癒着を解消するための仕組みというのは完全に解明されたわけではありません。
しかし、筋膜内の水分が関与しているのではないかと言われています。
筋膜に含まれている水分には炎症を作り出す物質まで含まれていることがあります。
この物質が癒着を引き起こすとも言われているので、筋膜が癒着することを防ぐためには炎症物質を取り除く必要がります。
物質だけを取り除くことは難しいため、筋膜リリースで炎症物質と水分を一緒に排出し、炎症物質が含まれていな水分を移動させれば筋膜の癒着改善につながるでしょう。
つまり、水分の移動ができるくらいの力で筋膜リリースを行えば癒着を改善することが期待できるのです。
強い力を使わなくとも、筋膜リリースによって慢性的なコリや痛みは改善できます。
リリースカッターで誰でも簡単に本格筋膜リリース
2019年4月に販売が開始されたリリースカッターは、誰でも簡単に本格的な筋膜リリースの施術が行えるマシンです。
筋膜リリースは以前から注目されていた技術ですが、この技術を実際にエステサロンのメニューとして導入するためには、学校に通ったりすることで正しい知識を身に付け、技術を習得する必要がありました。
しかし、この方法ではいつまで経っても筋膜リリースをメニューに取り入れることはできませんし、1人だけ習得しても他のスタッフも一緒に身に付けていなければ回転率が悪く、効率的な収益獲得にはつながりません。
そこで、業務用エステ機器の開発・製造を行うプロラボソリューションが作り上げたのが、「リリースカッター」なのです。
リリースカッターの特徴は、特殊な専用グローブをはめて筋膜が癒着している部分に当てるだけで、誰でも簡単に筋膜リリースが行えるという点です。
専用グローブはプロラボソリューションが独自に開発した銀繊維に特殊な鉱物を取り入れることで、通電パワーを増幅させつつ静電気のような現象を最小限に抑えることができるようになっています。
また、グローブからは直線状ではなくスクリュー状に電流が流れていくため、強い力を加えなくてもしっかりとリリース作用が得られます。
筋膜リリースといえば肩から背中にかけて行われることが多いですが、リリースカッターはグローブを当てられる場所なら広範囲に渡って対応することができます。
例えば、あまり筋膜リリースを行う場所というイメージがない、首や鎖骨周辺、バストにリリースカッターを当てられます。
鎖骨にはリンパ液が静脈に戻る出口になっている鎖骨リンパ節があり、そこにリリースカッターを当てることで痛みの原因となる炎症物質の排出や、体内に溜まった老廃物の排出に役立つでしょう。
また、顔にも使用することができ、表情筋を刺激して小顔を目指すことができます。
特に目元は日頃パソコンやスマホなどの影響で筋肉が固まりやすいことから、リリースカッターによって眼精疲労改善の効果も期待できます。
筋膜リリースは施術の際に痛みを生じる場合がありますが、人それぞれで痛みの感じ方は異なります。
しかし、施術回数を重ねていけば癒着部分が減って痛みも感じにくくなるでしょう。
痛みに関してはお客様に対して説明をしておく必要がありますが、リリースカッターなら痛みや不快感を最小限に抑えながら施術することができます。
もしメニューとして筋膜リリースを採用したいという方は、リリースカッターを試してみてはいかがでしょうか?