CONTENTS

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 筋膜リリース
  4. 腰痛にはストレッチではなく筋膜リリースが良い理由
腰痛

腰痛にはストレッチではなく筋膜リリースが良い理由

現在、腰痛に悩まされている方は多いのではないでしょうか?
腰は負担がかかりやすい部位なので、年齢問わず痛みに悩まされる方は多く見られます。

その腰痛は筋膜リリースによって改善される可能性があります。
筋膜リリースは様々な健康・美容効果があると注目されていますが、腰痛の改善にも効果的です。
なぜ腰痛が治るのか、筋膜リリースとの関係性をご紹介しましょう。

筋膜

筋膜の状態を元通りにして痛みを取り除こう

筋膜とは体全体の細胞や組織を包んでいる膜で、骨や筋肉、内臓を覆うことで体を支える役割を持ちます。
この筋膜は柔らかい組織であるため、ねじれや委縮、癒着などを起こしてしまうことがあります。

痛覚が強い部分なのでねじれなどが生じると痛みを感じやすく、それが体のあちこちが痛む原因となっているのです。
歪んだ筋膜を元の状態に戻す方法が「筋膜リリース」になります。

筋膜 ねじれ

筋膜リリースとは、簡単に説明すると筋膜をほぐしてねじれや委縮、癒着のない正しい状態に戻す方法です。
正常な筋膜に戻れば血行も良くなり、次第に痛みもなくなるので体の不調が改善されていきます。
なかなか体の痛みが消えない場合は、筋膜に問題が発生している可能性があるでしょう。

腰痛と筋膜の関係性

腰痛というとぎっくり腰や椎間板ヘルニアがあります。
ぎっくり腰とは急性腰痛症のことを指し、重い荷物を持った時、突然痛みが発生し動けない状態になる腰痛です。

ギックリ腰
椎間板ヘルニアは、椎間板の中にある髄核という組織が外に出たことで、神経が圧迫されて痛みが発生する腰痛になります。
いずれの腰痛も腰に負担がかかることで発生するものであり、筋膜とも深い関係があります。

筋膜は大きくわけて5つのネットに分けることができ、腰の場合は足底から後頭部まで背面を覆うバックネットにねじれなどが生じると腰痛が発生します。
バックネットのねじれや歪みなどは、主に姿勢の悪さが原因です。

筋肉 ネット状

猫背の姿勢や足を組むといった癖がある場合は、その負担が蓄積されて次第に筋膜の歪みや委縮、ねじれといった状態を引き起こします。
長時間悪い姿勢でいると腰が痛くなるというメカニズムには、筋膜の歪みが大きく関わっていたのです。

筋膜は体全体を包んでいるものなので、歪みが悪化すれば腰だけではなく、その周囲にまで痛みやコリが広がってしまう可能性やあるでしょう。
そのため、特に痛みはなくてもバックネットでつながっているお尻や背中も腰の一部として考え、広範囲でのケアが欠かせません。
筋肉リリースにより背面を大きく動かすことで、悪い姿勢や緊張した体をほぐすことができ、それが腰痛の改善につながっていきます。

ストレッチではなく筋膜リリースが良い理由

ストレッチの中には腰痛の予防や改善に効果が期待されるものがあります。
しかし、腰痛を改善するなら腰痛リリースの方が良いとされています。

そもそも、ストレッチと筋膜リリースは何が違うのか、正しく理解している人は少ないでしょう。

ストレッチ

ストレッチの効果

ストレッチは体を伸ばす動作があるので、筋肉を動かせば筋膜も一緒に伸ばすことができます。
そのため、ストレッチ方法にちょっては腰痛改善に効果がありますが、縮まっている縦方向の筋膜にしかあまり聞きません。

筋膜は複雑に張り巡らされている膜なので、横や斜め方向に歪んでしまうことも多く、ストレッチでは元に戻せない場合もあるのです。
複雑な歪みを解消するめには多方向に動かしていく必要があります。

筋膜リリースの効果

筋膜リリース 手技

筋膜リリースは筋膜や筋肉に圧をかけながら、押し伸ばして元の状態に戻していく方法です。
うどんなどの生地をめん棒で横や縦、斜めに伸ばしていくイメージで考えると分かりやすいでしょう。

圧をかけるという部分ではマッサージに似ているかもしれません。
しかし、マッサージが押したり揉んだりする動作で筋膜や筋肉に圧をかけるだけなので、ストレッチのように伸ばすことはできません。

圧迫する場所も1箇所の「点」に集中してしまうので、網目状の筋膜に対する効果は半減してしまいます。
筋膜リリースは「面」を圧迫して押し伸ばす動作となるので、ストレッチやマッサージよりも広い範囲にアプローチし、深部の筋膜にも刺激を伝えて歪みを解消します。

筋膜リリースをする前に確認しておきたい注意点

筋膜リリースで腰痛ケアをする前に、次の項目に当てはまる人は控えてください。

・妊娠中または産後1ヶ月
・ぎっくり腰や椎間板ヘルニアで未完治
・骨折、打撲、ねんざなど怪我がある
・骨粗しょう症の診断を受けている
・交通事故などのむちうちがある
・内臓疾患などの持病持ち

筋膜リリースは長引く腰痛の解消や、腰痛予防に行うものです。
そのため、ぎっくり腰やヘルニア、怪我などが完治していない状態で行うと、逆に筋膜を痛めて悪化させる可能性があります。
また、妊娠中や産後、持病持ちの方も体の負担を考えると危険なので、医師の判断が求められます。

腰痛を治す筋膜リリースのやり方

筋膜リリースで腰痛を改善するためには、どんな方法があるのでしょうか?
腰痛改善に効果的な筋肉リリースのやり方をご紹介しましょう。

道具なしでバックネットを伸ばすポーズ

①両膝を曲げた状態で仰向けになり、両腕を肩のラインに合わせてまっすぐ伸ばします。
②左手を右膝に置き、顔は右手に向けた状態で腰をひねるように両膝を左側に倒していきましょう。
この時、腰や背中、お尻の筋膜が伸びることを意識してください。
③10秒から30秒程状態を維持し、手や膝の向きを交代させましょう。

壁と使って腰の筋膜を伸ばすポーズ

①距離を少し開け、壁と横に並ぶ形で直立しましょう。
この時、背筋をまっすぐ伸ばし、良い姿勢を心掛けてください。
②左側が壁と隣接している場合、右脚を左脚の後ろに置いてクロスさせ、体のサイドを伸ばすことを意識しながら、右腕を壁に向かってまっすぐ伸ばします。
壁と離れているとカーブがきついので、体の柔らかさに合わせて距離を調節しましょう。
③10秒から30秒程ポーズを維持し、左右を入れ替えて同じ動作を繰り返してください。

ストレッチポールを使った筋膜リリース

直径10cm程度の細めのストレッチポールを使用します。
持っていない場合はA4サイズの厚めの雑誌と大判のバスタオルを用意し、雑誌を芯にしてバスタオルで固く巻き上げ、紐で縛ればポールの代用が簡単に作れます。

背中から腰に効果的なポーズ

仰向けになって骨盤よりも少し下の部分にポールを当てます。
両手を上に向かって真っすぐ伸ばし、体重をかけていきましょう。
背中から腰がジワジワ伸びていることを意識し、10秒から30秒維持します。
体勢がきつい場合は、膝を立てて脚を曲げても問題ありません。

腰の中央に効果的なポーズ

おへその真後ろになる位置にポールを当て、両腕を左右に真っすぐ伸ばします。
両脚を伸ばした状態で片脚を反対の脚にクロスさせ、腰をひねって伸ばしましょう。
上半身の力は抜いてポールに体重をかけるように腰を伸ばしてください。
10秒から30秒経ったら反対側も同じ動作を繰り返します。

エステサロンでもっと効果的な筋膜リリース

筋膜リリースは腰痛以外に冷え症の改善やダイエットなど健康・美容の効果があることから、エステサロンでも取り入れられています。
ご紹介した筋膜リリースは個人で行えるケア方法ですが、やり方を間違えると効果が半減してしまいます。

一方、エステサロンならエステティシャンがサポートしてくれるので、より効果の高い筋肉リリースを実現できます。
手技での方法もありますが、エステサロンなら業務用エステ機器の使用がおすすめです。

プロラボソリューションが販売する「リリースカッター」は、電流を使って筋膜にアプローチする業務用エステ機器です。


電流を流す専用の手袋を着用し従来の手技と組み合わせることで筋膜リリースと同時に、フットやボディのマッサージやリフトアップといった効果もあります。
時間をかけて行う筋膜リリースも、リリースカッターならわずか10分と短い時間で筋膜をほぐし、元の状態に整えることが可能です。
お店の回転率が向上するので収益アップにも期待できるでしょう。

背中

ストレッチやマッサージを取り入れているエステサロンは多いと思いますが、筋膜リリースもおすすめの施術です。
腰痛持ちの約8割は原因不明とされており、慢性化する腰痛に悩み続けている人はたくさんいます。

リリースカッターを活用した筋膜リリースなら、短時間で効率良く腰にアプローチでき、慢性化した腰痛の改善に貢献できます。
リラクゼーションや美容効果にも期待できるので、筋膜リリースをメニューに取り入れたいと考えるサロンオーナーは、ぜひプロラボソリューションまでご相談ください。

関連記事