リリースカッターの筋膜はがし
近年、エステ業界でも「筋膜はがし」という言葉を目にする機会が増えてきています。
筋膜はがしを実践することで、体はもちろん、美容的にも良い効果をもたらしてくれることから、エステサロンでも導入されるケースが増加しているためです。
今回は、エステ業界でも注目される筋膜はがしについて、そして筋膜はがしをもっと手軽にサロンへ導入する方法もご紹介していきます。
ぜひ、これからサロンに筋膜はがしのメニューを導入したいという方は、チェックしてみてください。
筋膜はがしは美容面にも最適
筋膜はがしというと、どうしても「肩こり」や「腰痛」といった症状に効果があるというイメージを持たれてしまいますが、実はそれだけが筋膜はがしによって得られる効果ではありません。
他にも様々な効果を得ることが期待できます。
特に女性にとって嬉しいことは美容への効果が期待できるという点です。
人間の肌は大きく分けて表皮と真皮、皮下組織に分かれています。
表皮はいわゆる角質層などがある部分で、0.2mm程度の厚さしかありません。
真皮層には肌の土台となっているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸で構成されています。
人間は歳を重ねるごとに、線維芽細胞からコラーゲンやエラスチンなどの分泌量が低下してしまい、土台を支えていたコラーゲンやエラスチンが減ってしまいます。
土台を支えていたものがなくなってしまえば、表皮まで一緒に崩れてしまうのです。
これが、肌のたるみやシワを生み出す原因となっています。
また、これまで浴びてきた紫外線によって作られたメラニン色素が、歳を重ねるごとに表面化されシミとなって表れてきます。
このように、肌は加齢によってどんどんたるみやシワ、シミなどを形成してしまうのです。
アンチエイジングでいつまでも若々しい肌を保つためには、これらの肌トラブルを解消していく必要があります。
たるみやシワを改善するならコラーゲンやエラスチンの分泌量を増加させたり、メラニン色素が表面化されても素早く消えるよう肌のターンオーバーを正常化させなくてはいけません。
筋膜はがしは肌トラブルを解消させ、アンチエイジング効果も期待できると言われています。
なぜ筋膜はがしで肌トラブルは解消するのか？
血流改善
なぜ、筋膜はがしがたるみやシワ、シミなどの肌トラブルを解消できるのかというと、1つ目に血流の改善効果が挙げられます。
筋膜はがしは、凝り固まった結果癒着してしまった筋膜をはがすために行います。
元々はコリによる痛みを改善するためのものでしたが、筋膜をはがすことによって様々な効果が得られるということが分かりました。
筋膜が癒着を起こしていると、本来細胞間基質と呼ばれている液体がコラーゲンやエラスチンの隙間を埋めているのですが、運動不足や長時間同じ姿勢を保っていることで細胞間基質の水分がなくなってしまい、筋膜の滑走性が低下してしまいます。
すると筋膜が癒着していると筋肉の動きまで制限されてしまい、全身の血の巡りが悪くなってしまうのです。
血行不良に陥いると、肌細胞に酸素や栄養素が届きにくくなったり、ターンオーバーの周期が乱れてしまい肌トラブルを起こしやすくなります。
逆に、全身の血行が良くなればコリが解消されるだけでなく、老廃物を体外へ排出しやすくなったり、ターンオーバーを正常化させたりすることが可能に。
エステサロンを経営されている方ならご存知かと思われますが、アンチエイジングにおいて血行改善は避けては通れない道です。
筋膜はがしを行えば患部だけではなく全身の血行も促進されるでしょう。
内臓機能の回復
2つ目は、内臓機能が回復することです。
内臓機能と肌は一見関係ないように見えますが、実は内臓機能が肌に大きな影響を与えてしまいます。
例えば、消化器官を覆っている腹膜と腰の筋膜が癒着を起こしていた場合、腰痛になりやすいだけでなく腸の蠕動運動がやりにくくなってしまうため便秘に陥りやすいです。
便秘になると腸内にいつまでも便が溜まっている状態になるため、悪玉菌が便の腐敗を進行させてしまいます。
その時に有害物質まで発生させてしまうのです。
体は有害物質を排出しようとしますが、腸が動かないため仕方なく血液で移動させ、毛穴などから放出しようとします。
毛穴から有害物質を放出させようとすると、詰まってニキビや吹き出物になってしまったり、有害物質が栄養素と一緒に肌細胞に取り込まれることでターンオーバーが乱れてしまいくすみにつながったりと、肌にとって様々な悪影響を及ぼしてしまうことにもつながります。
もし便秘気味で腰痛も気になるといったケースが見られた場合は、腰周辺の筋膜はがしを行うと良いでしょう。
腰痛と便秘、そして肌荒れがまとめて改善される可能性があります。
自律神経が整う
3つ目は自律神経が整うことです。
自律神経は精神的に不安を抱えていたり、ストレスを感じていたりすると乱れやすくなってしまいます。
自律神経が乱れてしまうと体にとっても悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
自律神経が乱れて常に交感神経が優位に立っている状態だと、血管が常に狭窄されており血行不良に陥ってしまうことがあります。
血行不良は1つ目の理由でもご紹介したように、肌にとって良い環境だとは言えません。
精神的にストレスをそこまで感じていなくても、コリによる痛みで強いストレスを生み出している可能性もあるので、自律神経を整えて血行不良に陥らないようにするためにも、筋膜はがしを行うべきなのです。
エステサロンのメニューに「筋膜はがし」を導入するには？
先程ご紹介したように、話題の筋膜はがしは美容業界でも注目され、エステサロンのメニューにも導入されるようになってきています。
ただ、まだ導入しているサロンはそれほど多くないため、これからでも筋膜はがしのメニューを導入すれば、近隣地域の競合サロンと比較した時の大きな武器になるでしょう。
では、実際に筋膜はがしをメニューとして導入する場合、どうすれば良いのでしょうか？
正しい知識と技術を習得する
まずは筋膜はがしに関する正しい知識と技術を身に付けなくてはなりません。
筋膜はがしは闇雲にやってもただのマッサージになってしまいます。
きちんと癒着を起こしている筋膜をはがすためにはそれなりの技術が必要になってくるのです。
また、メニューをお客様にご紹介する場合、筋膜はがしに関する正しい知識がなければお勧めすることも難しいでしょう。
そのため、筋膜はがしをメニューとして導入する場合は、まず正しい知識と技術を習得する必要があります。
正しい知識と技術を習得するためには、各セミナーや授業に参加すれば習得することができるでしょう。
また、最近では筋膜はがしに関連する資格も登場しています。
民間資格ではありますが、正しい知識と技術を学ぶためにも資格を取得しておいても良いでしょう。
筋膜はがし専用の機器を導入する
正しい知識と技術を身に付けることは大切ですが、知識はまだしも技術まで習得するとなるとかなりの時間がかかってしまいます。
しかし、習得までに時間がかかってしまうとメニューに新鮮さがなくなってしまったり、競合サロンでもいつの間にか導入されていて結局差別化できなかったという事態に陥ってしまうかもしれません。
そんな時におすすめなのが、筋膜はがし専用機器の導入です。
筋膜はがし用の機器を使うことで技術がなくても、誰でも手軽に筋膜はがしが行えます。
知識は最低限身に付けておいた方が良いですが、筋膜はがし用の機器を導入すればよりスムーズに筋膜はがしをメニュー化させられるでしょう。
筋膜はがしを導入するなら「リリースカッター」
「筋膜はがし用の機器なんて本当にあるのか？」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、プロラボソリューションから「リリースカッター」という機器が販売されています。
リリースカッターは3D EMSを採用しており、専用グローブを使うことで癒着している筋膜へ簡単にアプローチできるようになっています。
また、微弱な電流が流れているため、指圧やマッサージを行わなくても体の奥深くにある筋膜の癒着まではがしてくれるので、大きな効果が期待できるでしょう。
筋膜はがしをメニューとして素早く導入したいという方は、リリースカッターの導入を検討してみましょう。
筋膜はがしをスムーズに導入する方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたか？
エステサロンでもまだまだ取り入れられていない筋膜はがしですが、今後はメニューとして取り入れるサロンが増加する可能性は高いです。
できるだけ素早い導入を目指すのであれば、リリースカッターがおすすめです。
ぜひリリースカッターで筋膜はがしのメニューを導入してみましょう。
